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茨木新作展、終演。

2016.11.07

皆様こんばんは。

 

 

イッキに寒くなってしまい、

 

夏に毛が生えたような服装で家を出てしまい、

 

降り立った京都の地は寒すぎて、

 

逃げ込んだイオンモールのZARAで、

 

『あ、直ぐ羽織るので袋は結構です…』

 

上着を恥ずかしそうに衝動買いしてしまった、

 

アカンタレの諏訪部です…(笑)

 

 

 

お天気予報はちゃんと見ましょう。

 

 

 

 

さて先日、

茨木での新作展無事終演いたしました♪

第7回茨木新作音楽展

日時:11月5日(土)

16:00開演(15:30開場)

場所:茨木市市民総合センター(クリエイトセンター)センターホール

 

 

 

孝夫ちゃんプレゼンツのいばらきオペラ亭、

【カプレーティ家とモンテッキ家】

でお世話になったホールですね✨

幕開きアリア前の袖でのバリバリ緊張を思い出しました(笑)

 

 

 

当日の演奏順はトップバッターだったのですが、

スーパーピアニスト中村圭介さんと、

良い音楽を共有出来たと思います♪

 

 

【じんなら魚】

 

伊豆伊東の温泉(いでゆ)に

じんならと伝える魚棲みけり

けむり立つ湯のなかに

己れ冷たき身を泳がし

あさ日さす水面に出でて遊びけり

人ありて問はばじんならは悲しと告げむ

己れ冷たく温泉(ゆ)はあつく

されど泳がねばならず

けぶり立つ温泉(いでゆ)のなかに棲みけり

日本古来の雰囲気漂うメロディーに、

室生犀星の孤独や哀しみを乗せた曲でした。

犀星がこの詩を書いたのは、まだ幼い愛息を亡くした時だとか…

ああぁ、

“Tears in Heaven”とかの類い、僕弱いっす…(涙)

 

 

【かにのうた】

小さい石のうえで たのしそうに

おひるすぎのねむたいころに

かにがあわをふいている。

いくら吹いても 次から次へと消えるので

あわのたまは大きくならない、

吹いても吹いても たまはいつもきえるが

かにはいつか大きくなると思い

やはりあわを吹いている。

あわは白い、

そしてあわはたのしそうに見える。

かにが真剣に「ボクもいつかは大きくなるんだ」と思い一生懸命泡を吹いていたら…。

そんな微笑ましい情景を表現できたらと作曲者の八田さんはおっしゃっていました♪

『かわいい曲でしたね』と沢山好評を戴いた曲です(笑)

 

しかし以外と、

歌ってる側の意見を言わせていただくと、

最後まで苦戦した曲でもありましたので、

 

にっくき蟹です…(笑)

 

【鮎のかげ】

 背なかにほくろのある鮎が
日のさす静かな瀬のうちに泳ぎ澄んでいる
幾列にもなって
優しいからだを光らしている

その影は白い砂地に
かげ絵のように
大きくなったり小さくなったりして
時には暈(ぼ)けたりする
水のかげまで玉をつづって
底砂へ落ちてゆく

ちいさい物音にさへ
花のように驚いては散って
またあつまる鮎
すらりと群をぬいた大きな鮎が
ときどき群を統(す)べているのか
すこし瀬がしらへ出たり
ほこらしく高く泳いでは水面へ
ぱちりとはねくり返る
しんとした波紋がする

 あとは土手の上の若葉の匂いがするばかり

3曲の中で一番壮大な曲でした。

作曲者の八田さんは『自然の風景の描写を』と、

演奏中に中村さんのピアノ伴奏と相まって、

本当に静かな海の底へ落ちていく自分がいる…。

そんな錯覚に何度もおちいりました。

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不思議と心熱くなる、

そんな素敵な曲でした…♪

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以前ブログでも書かせていただきましたが、

作曲者の八田京子さんが、

わざわざ夏のジョイントコンサートを聴きに来て下さり、

僕の声をイメージして書き下ろして下さった3曲♪

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その3曲を、

作曲者ご本人と、

スーパーピアニストを交えてじっくり音楽を作る作業を行うことが出来、

そして発表の場を用意していただける…

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歌い手冥利に尽きるとはこの事、

有意義な数日間でした。

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関わって下さった全ての方に感謝をして、

益々精進します!!

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今後とも、

どうぞ宜しくお願い致します!!

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さて、

私事ながら、

また写真を撮り忘れてしまいました…

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アカンタレやぁぁぁ…

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申し訳ございません(^-^;

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代わりと言っちゃあなんですが…

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先日の幼稚園バザーでの写真を…(笑)

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dsc_0011.jpg

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父ちゃん頑張りますね(笑)

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ではではまた、

失礼しますm(__)m

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諏訪部匡司

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